黙阿弥の火の用心

昔は芝居小屋はじめ、色々な場所に火の用心という札が貼られていましたが、これは黙阿弥の書いた火の用心。登志夫が紫綬褒章か何かのお祝いをしてもらった時、お土産にお渡ししたもの。左の袋に真ん中の札を貼って、壁にかけて使う趣向です。右が完成図。
こちらは、その時に同封した説明文です。
その後、1993年、歌舞伎座の黙阿弥没後百年記念興行の時にも、劇場で刷り物にして、関係者に配られたようです。
平成25年に開場した第五期歌舞伎座には、緞帳4枚、暗転幕等の内側を始め、舞台と劇場内の要所要所にこの「火の用心」の札が貼られています。
用心深い黙阿弥が、目を光らせて毎日守っているはずです。

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演劇研究家・河竹登志夫(1924-2013)、登志夫の父・河竹繁俊(1889-1967)、曽祖父の河竹黙阿弥(1816-1893)     江戸から平成に続いた河竹家三人を紹介するサイトです。(http//www.kawatake.online) (※登志夫の著作権は、日本文藝家協会に全面委託しています。写真・画像等の無断転載はご遠慮願います。)