熱海、双柿舎再訪。
繁俊56回目の命日11月15日を前に、繁俊にもゆかりの熱海、水口町にある坪内逍遙最後の住居に行きました。今は早稲田大学の持ち物です。昔は早稲田の関係者は宿泊できましたので、登志夫一家も40年以上前にいちど宿泊したことがありました。現在は土日だけ一般見学ができるので、日曜日の昼間に訪れてみました。親切な係の方がずっと附き添って教えて下さったり、写真を撮ってくださったりしました。
こちらは、繁俊がはじめてここを訪れた時、大正14年の写真で、繁俊著「人間坪内逍遙」に掲載しているものです。逍遙の生前はもちろん、亡くなったあとも、セン夫人の御用で、繁俊はずいぶんここに通いました。
たいへん傾斜のあるお庭。足腰が強くないと一巡できないのではないかと思いました。
セン夫人の隠居用に作られた離れ。繁俊も、ここに泊まったこともあります。登志夫一家が泊ったのもこちらだったようです。
逍遙書屋。以前blogでも書いた、松本清張の「文豪 行者神髄」はここの展示スペースで逍遙夫妻の若き日の写真をみている場面から始まっています。
過去のブログのリンクです。
最晩年は、繁俊は看護で泊まり込むこともありました。看護のことを書いたブログのリンクです。
書屋の入り口に向き合って置かれた逍遙の好きだった羊の石像。
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