切抜帳24より①/黙阿弥歿後百年関係
切抜帳24は1991年末から。翌年は黙阿弥歿後百年で、歌舞伎座で黙阿弥祭が行われるので、その会見があったりしました。
こちらは12月11日の産経新聞。「『黙阿弥』に込めた作家魂 その受難と復権」。黙阿弥の黙の字には、「今は時代の逆風により引退して黙るが、いずれまた時がきたら元の木阿弥となり復帰する」という意欲が込められていた…。黙阿弥自著の「著作大概」に書かれているのを、登志夫が発見し、それをこの当時連載中だった「孤影の人」(のちに書籍化、「黙阿弥」と改題)に明らかにしました。
12月24日東京新聞、26日東京タイムス。制作発表会見の模様。登志夫も出席。
翌1992年1月11日神奈川新聞、同じく制作会見の写真と黙阿弥祭の概要。
1月19日読売新聞が登志夫の書いたものを参考文献として「黙阿弥の三親切」。ここには晩年は遺言を毎年更新したとありますが、黙阿弥は51歳の時からそれを行っていたということです。
1月21日岐阜新聞、30日の神奈川新聞ほか地方紙に。黙阿弥の生涯や考え方などについて簡潔にまとめています。
1月24日読売新聞。こちらはインタビューに答えて。
4月24日読売新聞。黙阿弥が早くから遺言を準備していたことについて、登志夫の「作者の家」を引用しています。「定年前講座」というシリーズでの紹介、年を取ったら黙阿弥のように死後のことを見据えて準備することを見習いましょうということです。
5月2日読売新聞。「引退名に込めた現役復帰の意欲」。黙阿弥の黙の字の謎について、読売新聞の記者が、登志夫によって新しく発見された事実として取り上げています。
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