切抜帳23より⑤/表彰・受賞その他新聞・雑誌

1990年に創設された小泉八雲文学賞第一回目を受賞しました。「歌舞伎美論」が受賞作。この賞は数年で終わってしまいました。ふるさと創生とここにも書いてある通り、ふるさと創生事業ということで各県にたくさんお金があった時のようです。バブルがそろそろ終わりになる頃です。

1991年6月25日、神奈川新聞に「葉武列土倭錦絵」の評。

上の記事と同日、同紙面「フォーラム」欄に、登志夫が「別冊・文藝春秋」に連載をしていた「孤影の人」の紹介。登志夫はこの見出しを見て、違うな、と思ったことでしょう。「河竹登志夫氏が黙阿弥論」。「孤影の人」は、のちの「黙阿弥」ですが、黙阿弥論などではなく、「作者の家」からさかのぼった伝記小説です。本文には小説仕立て、とありますが…。


7月8日、外務大臣表彰式パンフレットより。

「女性セブン」7月11日号。市川笑也さんを特集したページだったのか、猿之助さんのスーパー歌舞伎の特集だったのか。女方の美、について談話を寄せています。

10月の共立女子大学の入学案内に写真入りで。

「静堂由来記」は、現在もこの撰文の書かれた掲示があるのかわかりませんが、伊豆韮山真珠院にある静堂のためにかかれたもの。うっかり本朝廿四孝の八重垣姫かと見間違えましたが、源頼朝と恋仲だった八重姫のことでした。そのうち現存するかどうか見に行ってみたいものですが、この類はだいぶ無くなっているので期待はしないでおきます。

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演劇研究家・河竹登志夫(1924-2013)、登志夫の父・河竹繁俊(1889-1967)、曽祖父の河竹黙阿弥(1816-1893)     江戸から平成に続いた河竹家三人を紹介するサイトです。(http//www.kawatake.online) (※登志夫の著作権は、日本文藝家協会に全面委託しています。写真・画像等の無断転載はご遠慮願います。)