6月以降の黙阿弥作品上演

今月の歌舞伎座の襲名公演の祝幕はティファニーの提供で、とてもきれいなティファニーブルーでした。


先日6月歌舞伎座、7月松竹座の菊五郎襲名のことは「4月以降の黙阿弥作品上演」のページに書きました。

その後、ずいぶん各地での公演情報が増えました。

7月の歌舞伎座昼の部は團十郎公演ですが、なんと新歌舞伎十八番集で、ほとんど黙阿弥物。「船弁慶」「高塒」「紅葉狩」。一本目は福地桜痴の「大森彦七」。

今年は松竹130周年ということで、ちらしの豪勢なことこの上なく、月ごとのちらしは二つ折りの豪華版、さらに各部ごとのちらしもあり、ポスターも各部の目玉演目を役写真を撮影して作っているというぜいたくさ。劇場でチラシ置き場に行って新しいものをもらってくるとけっこうな枚数になります。各部のちらしも仮チラシと本チラシが作られたり。すごい景気のよさです。


10月御園座の菊五郎襲名公演では襲名演目だけが発表されています。夜の部に「鼠小僧次郎吉」が出ます。


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演劇研究家・河竹登志夫(1924-2013)、登志夫の父・河竹繁俊(1889-1967)、曽祖父の河竹黙阿弥(1816-1893)     江戸から平成に続いた河竹家三人を紹介するサイトです。(http//www.kawatake.online) (※登志夫の著作権は、日本文藝家協会に全面委託しています。写真・画像等の無断転載はご遠慮願います。)