5月6日、登志夫の十三回忌

早いもので、登志夫が2013年の5月6日にこの世を去ってからまる12年、十三回忌を迎えました。今年は珍しく悪天候でしたが、いつもゴールデンウィークの最終日のこの日は晴天に恵まれることが多かった気がします。十三回忌が済むと、しばらくはこういう節目はなくなりますので、残った家族が集まって中野の源通寺で法要を行いました。亡くなってすぐは、登志夫がいなくなった不安を感じたものですが、結構なんとかやってきました。そして、たびたび思い出していると、記憶は古くならず、登志夫が元気で飲み歩いて帰宅した時の機嫌いい口笛の音も、夏に逗子の海岸まで行く鬱蒼とした山道を下りる登志夫のアロハを着た後ろ姿も、蝉の鳴き声とともに、ついこの間のことのように鮮やかなのです。

良子は先月一人で奈良の桜を見に行くほど元気。しかし時間は過ぎ、長女は今年還暦です。

登志夫が次女にくれた犬の置物。登志夫はこういう小さな可愛いものをよくくれました。

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演劇研究家・河竹登志夫(1924-2013)、登志夫の父・河竹繁俊(1889-1967)、曽祖父の河竹黙阿弥(1816-1893)     江戸から平成に続いた河竹家三人を紹介するサイトです。(http//www.kawatake.online) (※登志夫の著作権は、日本文藝家協会に全面委託しています。写真・画像等の無断転載はご遠慮願います。)