切抜帳19より④/新聞掲載

1986年10月13日サンケイ新聞。尼崎市政70周年記念シンポジウムで、近松を通して市民文化を考えるというテーマに、パネリストとして登志夫、ドナルド・キーン、山崎正和、司馬遼太郎らの登壇。

同年10月25日朝日新聞。上のシンポジウムのことをまとめています。なぜ尼崎市が近松テーマでイベントをするのか説明があります。近松の墓はここに書いてあるように、尼崎市の広済寺にあり、ほかにも大阪にあるそうです。

同年10月28日朝日新聞。「日本とアメリカ」。ブロードウェイ公演の来日と、歌舞伎の訪米公演の「いま」。登志夫が訪米歌舞伎同行の経験を踏まえ、コメントしています。

同年12月13日読売新聞「文化」欄に「百花りょう乱忠臣蔵」。14日が討入の日に合せた記事だが、この年はこの大きな記事が出るほど、忠臣蔵が人気だったようだ。国立劇場で三か月連続の通し上演、それをNHKで5晩にわたって11時間以上の放送をしたと言うのだから…。今は伝統芸能の番組はNHKでもとても少なくなってしまった。しかし、歌舞伎座での先月の通し上演もずいぶん盛況で、やっぱり数年に一度通しで見るのはワクワクする。新しいものを観る面白さと、知っているものを観る面白さ、両方それぞれ楽しいものです。登志夫は、忠臣蔵はおかる勘平のストーリーがあるからこそずっと人気を保っているのだろう、としめくくっています。

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演劇研究家・河竹登志夫(1924-2013)、登志夫の父・河竹繁俊(1889-1967)、曽祖父の河竹黙阿弥(1816-1893)     江戸から平成に続いた河竹家三人を紹介するサイトです。(http//www.kawatake.online) (※登志夫の著作権は、日本文藝家協会に全面委託しています。写真・画像等の無断転載はご遠慮願います。)