切抜帳16より④小学館「日本大百科全書」広告に登場

1984年。全25巻の大百科事典の広告に登場しました。印刷物、紙媒体がとてもパワーがあったころ。印刷物にすることの緊張感と、web媒体にのせる「取返しつく」感とは、全然違います。どちらがいいとは言えませんが、間違えても簡単にタダで修正できる無責任さは、人の考え方や人生観も変えてきているような気もします。心も体も、楽に仕事するのが一番、というのが正しい時代。登志夫は最晩年には、自分もパソコン、ワープロを使っておけばよかったな、と言っていましたが、最後まで原稿は下書きをして、さらに清書して入稿しました。こんな大事典の存在は、現代の住宅事情を鑑みても、もはや図書館で見るだけの、無用の長物になってしまったようです。


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演劇研究家・河竹登志夫(1924-2013)、登志夫の父・河竹繁俊(1889-1967)、曽祖父の河竹黙阿弥(1816-1893)     江戸から平成に続いた河竹家三人を紹介するサイトです。(http//www.kawatake.online) (※登志夫の著作権は、日本文藝家協会に全面委託しています。写真・画像等の無断転載はご遠慮願います。)