切抜帳16より④小学館「日本大百科全書」広告に登場
1984年。全25巻の大百科事典の広告に登場しました。印刷物、紙媒体がとてもパワーがあったころ。印刷物にすることの緊張感と、web媒体にのせる「取返しつく」感とは、全然違います。どちらがいいとは言えませんが、間違えても簡単にタダで修正できる無責任さは、人の考え方や人生観も変えてきているような気もします。心も体も、楽に仕事するのが一番、というのが正しい時代。登志夫は最晩年には、自分もパソコン、ワープロを使っておけばよかったな、と言っていましたが、最後まで原稿は下書きをして、さらに清書して入稿しました。こんな大事典の存在は、現代の住宅事情を鑑みても、もはや図書館で見るだけの、無用の長物になってしまったようです。
0コメント