切抜帳16より②趣味/料理・包丁

1984年後半、料理の記事が続きます。

アサヒグラフ臨時増刊「食-日本の味」に、料理の探検家たち、としてそのひとりに登志夫が包丁のこと、「夜な夜な包丁研ぎに精を出す」。

「Kirin culture club News」の「合縁器縁」に、器のことで。アウガルテンの食器ご披露。縦長のリーフレットサイズの冊子4Pのうちの最初の見開き2Pには、葡萄とキウィののったお皿。

次の見開きにはティーセットや刺身を盛ったお皿。海老の器は、登志夫亡き後、十二世團十郎夫人にお譲りしました。アウガルテンは、照明器具なども含め、色々な種類があり、良子が大事に持っています。特別な時にしか使っていませんでしたが、良子もこれからはどんどん使わないと、と言ってはいますが、なかなか日常使いには勇気が必要な食器です。

なぜか、「Hot-Dog」の「LEFE STYLE MANUAL FOR CITY BOY PART2」に登場。見出しは笑える「心はサムライ、包丁を研ぐ」。「ハガネの白い光には、しずまり返った底知れぬ沼の、妖しいうつくしさがある」と登志夫が言ったと書いてあります。そして、「男なら河竹教授のように、これぐらいは言っちゃわないと…」と記者が。

日本経済新聞社「ファミリー手帖 男の手料理」に、あじの姿造り。逗子の家で。

日債銀機関紙「サイちゃんだより」。「たのしからずや包丁ダコ」。この写真はどこかのスタジオか?ずいぶん大きなヒラメを真剣にさばいています。登志夫の盛り付けは本当に素晴らしいですが、これもみな、若いころから夜な夜なお酒を飲み、色々なお店で食べてきた賜物でした。元手がかかっています。

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演劇研究家・河竹登志夫(1924-2013)、登志夫の父・河竹繁俊(1889-1967)、曽祖父の河竹黙阿弥(1816-1893)     江戸から平成に続いた河竹家三人を紹介するサイトです。(http//www.kawatake.online) (※登志夫の著作権は、日本文藝家協会に全面委託しています。写真・画像等の無断転載はご遠慮願います。)