登志夫の業績目録
登志夫の、自身の仕事を記録することへのエネルギーは、本当にすごかったです。
本人曰く、「習い性となっている」。つまり、記録することは癖とか生活の一部のようでした。
記録は、単行本となった著書はもちろん、「年譜」、「講義・講座」、「雑誌・新聞・小冊子」、「放送」、さらに海外公演や舞台の監修・補綴などの「演劇関係活動」、「受賞歴」、、、。
これらをまとめたものを、「河竹登志夫 略年譜・業績総目録」として、喜寿のお祝いの会のときに小冊子にして出席いただいた方々にお配りしましたが、A5サイズで124ページあります。
お配りした3点セットは、五十の浪の手ぬぐいと、自身のスケッチ絵葉書と、総目録。
写真は、この冊子のまえがきと目次です。読むと、自分では無精者と言っており、たしかにそういう部分もあったかもしれませんが、この点については、すごい継続力です。何事もやると決めたら途中で疑問を持たずにやり続けるタイプでした。ここまでやってきたものを、途中までにしておく、というのが本人はとても無念なので、死後にまとめておいて欲しいという気持ちがあったようです。
それで、これまでのものを基にデータや資料を整理して遺族がとりかかっているわけです。このときの冊子にもちゃんと赤字が追加され、次に作る時のための準備が進められていましたので、そのあたりを汲み取りながら、ゆっくり作業をしてまいります。いまは単行本を済ませ、「講演・講義」のページを整理しています。気長に、ご覧ください。
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