五十の浪①黙阿弥と是真
このサイトのTOPページの図柄について、登志夫は著書「黙阿弥」のあとがきに、「なお装幀で、カバーのモチーフとなったのは、家に縁の深い「五十(いそ)の浪」の図柄である。黙阿弥が父の五十回忌に配った浴衣の模様で、下絵は本文にも出る親友の絵師柴田是真(ぜしん)、染めはこれも親友の竺仙(ちくせん)であった。白浪作者にちなみ、"五十"と''磯"をきかせたもの。」と記しています。繁俊も登志夫も、この図柄を黙阿弥伝を書いたときに使いました。勢いがあり、いまも全く古さを感じさせません。このサイトのタイトルページのものは、大正6年刊の繁俊の「黙阿弥」からとりました。
(写真は1996年刊「黙阿弥」文庫版)
0コメント